超高齢社会となる2025年が目前となり、私ども看護師の役割りも変わっていかなければなりません。これまでは手術を中心に「治すこと」「救うこと」をゴールと考えてきました。しかし、これからは完治の難しい加齢変性疾患を持つ高齢患者様が、医療の限界を受け入れ「抱えて生きること」に前向きになれるようお手伝いすることも重要な役割のひとつと考えております。整形外科疾患では自分らしく生きる事を妨げ、時には夢の一部を諦めざるを得ない状態も生じます。私どもえにわ病院看護部は、在宅での自分らしさを実現できる方法を、患者様と一緒に見つけていきたいと考えております。法人名でもある「我と汝」の精神の下、看護部理念である「家族に受けたい看護」を提供し、人生を支える医療・看護を目指しています。幸福な超高齢社会に向け、私どもは努力し進化致します。